ラブちゃんの車椅子(犬用車椅子)
2003.5.3 近所に住んでいるミニチュアダックのラブちゃんのために、犬用車椅子を製作しました。
ラブゃんは、アドと同様ヘルニアになり、手術を受けて今もリハビリを続けています。
ラブちゃんの様子を見ると、時々後ろ脚で立ち上がることができますが、自力で歩けるようになるまでにはもう少し時間がかかりそうな様子です。
今回の車椅子はシンバちゃんの車椅子を参考にして、ラブちゃんが後ろ脚を動かすことが出来るように車輪を片持ち方式にしてみました。
今回もアルミの板材を使用してフレームをつくりました |
車軸は10mmのステンレスボルトを使用しましたが、車輪の穴が13mmなので、12mmのステンレスパイプをカットしてアダプターにしました |
ピンボケですが、ボルトにステンレスパイプを通したところです |
車輪の取り付けは、こんな感じです。後ろ足に当たる可能性のある内側には、怪我の防止に角の丸い袋ナットを使用しています |
フレームを内側から見たところです |
車軸を支えるフレームは、強度を考え2mmと3mm厚のアルミ材を重ねて使用しました |
途中の仮組状態です。白いナイロンループは、後ろ足を吊るためのハーネスを引っかけようと思ったのですが、結局使用しませんでした |
別の角度からも写真を撮りました 使用したボルト・ナットは全てステンレスを使用して、雨に濡れても錆びないようにしています |
前のハーネスは、市販の胴輪を取り付けました |
翌日、ラブちゃんに試乗して貰いました。左の写真と違い赤いハーネスの取り付け方法を変更しました |
リハビリのため、後ろ脚が地面に着いて力が入るようにしています |
後ろ脚を吊っているハーネスは、ラブママさんが市販の胴輪を加工して作りました。 |
1時間以上公園を散歩しましたが、ラブちゃんは車椅子に全く違和感を持たずに走り回っていました。 |
後ろ脚を吊っているハーネスは、一時的にフレームに縛り付けてありますが、今後、取り付け方法を改良する予定です |
ラブちゃんは5歳なので、好奇心も旺盛で元気いっぱいです |
アドもラブちゃんと一緒に遊んでました |
ラブちゃんは、リードを付けないと、どんどん先に行ってしまいます |
・ 市販の胴輪を使用したので加工がすごく楽でしたが、やはり市販品はけっこう高い(1,980円)ですね ・ 車輪はフントの車椅子やさんからご寄付いただきました。どうもありがとうございました。 ・ ラブちゃんは、車椅子を着けた途端に走り出し、すぐに慣れてしまいました。 ・ 今回の車輪の取り付け方法は、新潟のT村さんや、北海道のKさん、Prinさんの車椅子を参考にして作りました。皆さんありがとうございました。 ・ ラブちゃんが、すぐに車椅子に慣れてしまったので、今後車椅子に頼りすぎないか少し心配です。車椅子の装着は散歩の移動だけに限るなど使用を制限してリハビリを続けてください。せっかく後ろ脚で立ち上がるようになってきているんですから。 ・ ラブちゃんが回復して、車椅子を必要としない日が早くくるといいですね・・・・・・ |
ラブちゃんの車椅子の改良
2003.5中旬に、車椅子の後ろ脚を支えるレッグサポートの取り付け方法を変更しましたので、写真を追加します。
車椅子のアルミフレームに穴をあけ、ナイロンの結束用ストラップを取り付けてカラビナを吊っています 後ろ脚のレッグサポートは、カラビナのネジをゆるめて取り外しをします |
3段階の高さに吊り下げ位置を変更できるように、ナイロンストラップを片側3ヶ所ずつ取り付けてあります |
後ろ脚を吊り下げるレッグサポートは、市販の胴輪を、ラブのママさんが改良したものです |
前の胴輪とフレームの取り付け部分には、体の保護を考えてウレタンパッドを取り付けました。 |
地面と水平になる車椅子のフレームは、体の幅に合わせて少し内側に曲げてあります。 |
蛇足ですが、ラブのママさんがアドのために帽子を作ってくれました。 |
・今回の改良で、車椅子はほぼ完成ですが、カラビナをワンタッチの物に変更すると、更に装着が楽になります。
・前の胴輪と車椅子のフレーム取り付け部分も、ワンタッチバックルを使用して脱着可能にするといいかもしれません。
・今回はラブちゃんのリハビリ用に作った車椅子なので、常に後ろ脚が地面に着くようにしていますが、舗装路を歩かせると後ろ脚の先が擦り傷になってしまいます。リハビリ以外に舗装路を歩かせることが多い場合は、アドの車椅子のように後ろ脚を吊るワンタッチベルトを取り付けた方がいいと思います。
→をクリックすると見られます ラブちゃんの車椅子ムービー