アドの車椅子4号機(犬用車椅子)
2005.1.2 正月休みに、サスペンション付のアドの車椅子4号機を製作しましたので、ご紹介します。
☆製作まで・・・
・プラスチックパイプを使用した車椅子を何台か製作するうちに、このパイプ形状をうまく利用すれば、サスペンションが作れるのではないかと考えました。
・普段使用しているプラスチックパイプの内径が13mmなので、それに合うパイプを探したところ、ホームセンターで外径13mmのステンレスパイプを見つけました。
・早速プラスチックパイプに合わせてみたところ、ピッタリのサイズで、ガタもなくスムーズに伸縮できました。
・12月中に必要な材料を揃え、一度ラフな試作品を作り目途が立ったので、正月休みの時間を利用してに製作にとりかかりました。
・サスペンションの構造はバイクのフロントフォークの倒立サスのような形状ですが、中に直径12mmのステンレススプリングを組み込み、外側のプラスチックパイプには溝を切り、中のステンレスパイプに3mmのボルトを貫通させて車軸が回ってしまわないよう工夫しました。
・このボルトが溝の中を移動する時に、多少の抵抗がありますのでダンパー効果もあると思います。
・アド2号機でサスペンションを付けた時に、最初スプリングが柔らかすぎ、後でバネレートを変更したことがありましたので、今回のサスのスプリングは少し硬めに設定しました。
・また、パイプを貫通しているボルトには、脱落防止のため、ナイロンの緩み止めが付いたナットを使用しています。
・出来上がったサスペンションは、2号機のような出っ張りもなくすっきりした外見ですが、サスの動きはスムーズでショックの吸収性も良いと思います。
今回のサスペンションの構成部品です。構造はいたってシンプルです |
左の写真の部品を組み立てて、黄色のカッティングシートを貼りました |
今回のフレームの構成部品です。パイプは熱を加えて曲げてあります |
レッグサポートの位置を高くするために、ヒップアップデザインにして見ました |
いつものとおり、LEDテールランプを取り付けてあります |
肩当てと、フレームの前部には、体を保護するため発泡ゴム素材を被せてあります タイヤの直径は160mmです |
レッグサポートは直径20mmの発泡ゴムを使用しています |
サスペンションを後ろから見たところです。隙間から中のスプリングが見えてますね |
車椅子の脱着時には、このように肩当てを開くようになっています |
公園で初めて試乗したところです |
アドは最初から違和感なく歩いてくれました |
車椅子姿を横から見るとこんな感じです |
スプリングの強さは、普段は沈まず、段差を乗り越えた時にサスが動くように調整してあります。 |
尻尾はフレームの下に垂らすこともできますよ |