LibrettoなどのCD-ROMドライブが使えないノートPCにWindowsを再インストールする方法

 

circle09_yellow.gif LibrettoのHDDを換装したときのWindowsインストール方法を説明しますが、この方法でHDDを交換したり、OSを再インストールした場合は、メー カー保証が受けられなくなるので、注意して下さい。

circle09_yellow.gif 私の場合、Librettoを中古で入手したため、パックアップCD-ROMも外付CD-ROMドライブもなかったため、デスクトップPCを母艦として使用し、ノートPC用2.5inchハードディスクにWindowsをインストールすることにしました。また、この方法はLibrettoに限らず、他のノートPCでも応用できます。

circle09_yellow.gif Librettoの場合は、HDDにハイパネーション領域を確保するために、Windows起動ディスクを使用してFDISKとフォーマットをLibretto本体を使って終わらせておく必要があります。なお、他のノートPCでは、この処理をデスクトップPCで行っても問題ない場合もあります。

circle09_yellow.gif まず、ノートPC用2.5inchハードディスクをデスクトップPCに接続するために、変換コネクタと2.5inchHDD用ジャンパーを購入します。(変換コネクタは1,200円〜1,500円程度、ジャンパは500円程度だと思います。下の写真を参照して下さい。)

circle09_yellow.gif デスクトップPCに、ノートPC用2.5inchハードディスクを接続する時は、必ず事前にデスクトップPCの電源ケーブルを抜いておきます。

  • フラットケーブルが付いた変換コネクタを2.5inchHDDに接続したところです。
  • コネクタを接続する時には、必ず1番ピンとリボンケーブルの赤(1番)ケーブルが接続されるよう注意して差し込みます。

  • 2.5inchHDD用のジャンパです。
  • 通常の3.5inchHDD用のジャンパよりかなり小さいです。

 

  • デスクトップPCのIDEケーブルに変換コネクタを接続したところです。双方の1番ピン(ケーブルの赤い部分)の接続を確認し、逆差しを予防します。
  • 次に電源のコネクタを忘れずに接続します。

 

  • 上の画像は、2.5inchHDDのピンを上から見たところですが、右の方に4本独立したピンがありますが、これが、HDDをスレーブとして認識させるためのジャンパーを差すピンです。
  • HDDの4本のピンの内、ジャンパーを差すピンの位置は、HDDメーカーによって異なるので、HDDのラベル表示やメーカーのホームページで確認して下さい。ちなみにこのHDDの場合は、一番右の2本をショートさせるとスレーブとして認識されました。
  • 2.5inchHDDの接続は、一時的なものなので、ドライブベイに固定しません。
  • ただし、HDDの基盤が、他の部分に触れてショートするとHDDを壊してしまうため、充分注意してください。

  • デスクトップPCのIDEケーブルに変換コネクタを経由して、2.5inchHDDを接続したところです。
  • この状態で、Windowsがインストールしてある3.5inchHDDをマスター、2.5inchHDDをスレーブに設定してあります。

circle09_yellow.gif 2.5inchHDDの接続が完了したら、デスクトップPCの電源ケーブルを接続し、電源を入れます。BIOSで2.5inchHDDがきちんとスレーブ(Dドライブ)として認識されていることを確認して下さい。(次のステップに進む前に、新しい2.5inchHDDは、事前にノートPCまたは、デスクトップPCで、FDISでの領域確保及びフォーマットを済ませて置いておいて下さい。)

circle09_yellow.gif デスクトップPCの3.5inchHDD(Cドライブ)で、Windowsが完全に起動したら、WindowsCD-ROMを挿入し、エクスプローラーでCD-ROMを開き、Win9x(Windows Meの場合)ホルダーをホルダーごと2.5inchHDD(Dドライブ)にコピーします。

・下の画像の赤丸を付けたホルダーをホルダーごとDドライブにコピーします。なお、Meではwin9xホルダーですが、Windows98ではホルダー名がwin98となります。

circle09_yellow.gif Win9xホルダーのコピーが完了したら、Windowsをシャットダウンし、デスクトップPCの電源を切り、電源ケーブルも抜いた上で、2.5インチHDDを取り外し、ジャンパーピンをはずします。

circle09_yellow.gif 次に、2.5inchHDDをノートPCに取り付けますが、この時もノートPCの電源ケーブルとバッテリーは全て外しておきます。

circle09_yellow.gif 2.5inchHDDの取り付けが終わったら、ノートPCの電源を元に戻し、Windowsの起動ディスク(FDD)でMS-Dosを起動します。

  起動したら、DOSプロンプト「A:\>」から「A:\>C:」と入力してCドライブに移動し、「C:\>cd win9x」と入力してディレクトリを更に移動します。

  最後に「setup」と入力すると、Windowsのインストールが始まります。

circle09_yellow.gif この後は、通常のWindowsのセットアップとなりますので、画面の指示に従って作業を進めて下さい。

circle09_yellow.gif インストールの途中で、ディスプレイやサウンド等のドライバを求められる場合がありますので、事前に用意しておいて下さい。

以上 ざっと手順を説明しましたが、この方法でWindowsをインストールする場合は、全てのトラブルは自己責任となりますので、よく考え、インターネットなどである程度の知識を得たうえで、実行するようにして下さい。

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