LibrettoなどのCD-ROMドライブが使えないノートPCにWindowsを再インストールする方法
LibrettoのHDDを換装したときのWindowsインストール方法を説明しますが、この方法でHDDを交換したり、OSを再インストールした場合は、メー カー保証が受けられなくなるので、注意して下さい。
私の場合、Librettoを中古で入手したため、パックアップCD-ROMも外付CD-ROMドライブもなかったため、デスクトップPCを母艦として使用し、ノートPC用2.5inchハードディスクにWindowsをインストールすることにしました。また、この方法はLibrettoに限らず、他のノートPCでも応用できます。
Librettoの場合は、HDDにハイパネーション領域を確保するために、Windows起動ディスクを使用してFDISKとフォーマットをLibretto本体を使って終わらせておく必要があります。なお、他のノートPCでは、この処理をデスクトップPCで行っても問題ない場合もあります。
まず、ノートPC用2.5inchハードディスクをデスクトップPCに接続するために、変換コネクタと2.5inchHDD用ジャンパーを購入します。(変換コネクタは1,200円〜1,500円程度、ジャンパは500円程度だと思います。下の写真を参照して下さい。)
デスクトップPCに、ノートPC用2.5inchハードディスクを接続する時は、必ず事前にデスクトップPCの電源ケーブルを抜いておきます。
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2.5inchHDDの接続が完了したら、デスクトップPCの電源ケーブルを接続し、電源を入れます。BIOSで2.5inchHDDがきちんとスレーブ(Dドライブ)として認識されていることを確認して下さい。(次のステップに進む前に、新しい2.5inchHDDは、事前にノートPCまたは、デスクトップPCで、FDISでの領域確保及びフォーマットを済ませて置いておいて下さい。)
デスクトップPCの3.5inchHDD(Cドライブ)で、Windowsが完全に起動したら、WindowsCD-ROMを挿入し、エクスプローラーでCD-ROMを開き、Win9x(Windows Meの場合)ホルダーをホルダーごと2.5inchHDD(Dドライブ)にコピーします。
・下の画像の赤丸を付けたホルダーをホルダーごとDドライブにコピーします。なお、Meではwin9xホルダーですが、Windows98ではホルダー名がwin98となります。
Win9xホルダーのコピーが完了したら、Windowsをシャットダウンし、デスクトップPCの電源を切り、電源ケーブルも抜いた上で、2.5インチHDDを取り外し、ジャンパーピンをはずします。
次に、2.5inchHDDをノートPCに取り付けますが、この時もノートPCの電源ケーブルとバッテリーは全て外しておきます。
2.5inchHDDの取り付けが終わったら、ノートPCの電源を元に戻し、Windowsの起動ディスク(FDD)でMS-Dosを起動します。
起動したら、DOSプロンプト「A:\>」から「A:\>C:」と入力してCドライブに移動し、「C:\>cd win9x」と入力してディレクトリを更に移動します。
最後に「setup」と入力すると、Windowsのインストールが始まります。
この後は、通常のWindowsのセットアップとなりますので、画面の指示に従って作業を進めて下さい。
インストールの途中で、ディスプレイやサウンド等のドライバを求められる場合がありますので、事前に用意しておいて下さい。
以上 ざっと手順を説明しましたが、この方法でWindowsをインストールする場合は、全てのトラブルは自己責任となりますので、よく考え、インターネットなどである程度の知識を得たうえで、実行するようにして下さい。