マミイちゃんの歩行器(犬の歩行器)

2004.3.6 脳の病気で、自立歩行が困難になってしまったシーズーのマミイちゃんのために歩行器を製作しました。

左側が前になります。前輪は自作のキャスターです。

前から見たところ、フレームの上が斜めになっているのはフレームが顔の横にこないようにするためです。

左斜め後ろからの画像です

上から見たところです。前のフレームの内側の幅が20cm後ろのフレームの幅は17cmとなっていて後ろを少し狭くしてあります。

後ろから見たところ。前後の車輪はまだ仮止めです。

キャスターも結構スムーズに方向を変えてくれます

2004.3.7 歩行器のフレームが完成しました

とりあえずフレームが完成しました。ハーネスの吊り下げ加工は、ハーネスを作ってから現物合せで行います

左下の写真のアルミピンを刺したキャスターです

キャスターは方向が変わらないように固定することができます。下のアルミのピンをキャスターの上の穴に挿すことによって固定される仕組みです

フロントフレームの上部は、マミイちゃんの頭があたらないように150度の角度で曲げてあります

車軸は5mmのステンレスボルトですが、中に7mmのアルミパイプを通しています

キャスターの回転軸の途中にある金色の部分が、回転をスムーズにするためのスラストベアリングです

前から見たところです

 

 

アドの散歩から帰って時間があったので、ハーネスも製作しました

ハーネスは4コのフックでフレームに吊り下げますが、まだ仮止め状態です

ハーネスの生地は100円ショップのナイロンバッグを使ったので、バンビのイラスト入りです

上から見たところ、左側が前になります。胸よりもお腹の後ろを細くしてあります

斜め後ろからのショット

ハーネスは前が胴輪の形です。マジックテープ止めなので太さは体に合わせて調節可能です。後ろの方を体に合わせて絞っています。

ナイロンの布を使用しているので、上部で洗ってもすぐに乾きます。ある程度立体的に作ったつもりですが、体に合うでしょうか・・・

2004.3.13 マミイちゃんの歩行器を完成させました。(製作過程も一部ご紹介します)

フレームには、12mm×12mmのアルミ角パイプを使用しました。いつものようにパイプの一辺を残して必要な角度だけカットして曲げて行きます。

カットして曲げ終わったフレームの部材です

フレームの補強用に1mmのアルミ板をカットします。今回は金切バサミでカットしヤスリで成型しました。枚数が多いので手間がかかります

キャスターの足も1mmのアルミ板から切り出しています

キャスターの可動部分には、スラストベアリングを入れています。金色のリングに小さなベアリングが組み込まれています

キャスター部分には、アルミ角パイプも使用します。ボルトの根元の金色の部分がベアリングです

ハーネスのワンタッチフックをピンクのタイラップ(結束バンド)で吊り下げる方式を採用しました

フレームの内側から見るとこんなかんじです

マミイちゃんの体の保護のために、柔らかい発泡スチロールをタイラップで止めています

左の発泡スチロールは写真のようにチューブ状になっています(写真は短いですが、本当は120cm位の長さです)

フレームに発泡スチロールを巻いたので、スマートさに欠けますが、マミイちゃんの体の保護のためには仕方ないですね

後ろ足の保護のためにも、発泡スチロールを巻きました

歩行器を上から見たところです

マミイちゃんの様子は、うさちゃんのホームページ↓で紹介してくれることになっていますので是非ごらんください。

「うさの寝床」 http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Shiro/2946/

2004.3.27 うさちゃんがマミイちゃんの写真と動画を送ってくれたので追加しました。

(歩行器に慣れるには、まだ時間がかかりそうですが頑張っています)

 →をクリックすると見られます マミイちゃんの動画(おやつ)    マミイちゃんの動画(食後)

2004.10.14マミイちゃんの写真と動画を追加しました。

毎日続けている歩行器のリハビリの効果で、ずいぶん元気になりました・・・前はあまり動かせなかった後ろ足も今は元気に動かせます〜足がすべるフローリングの床でこれだけ動けるんだから花○ですね!

マミイちゃんは、ご飯のときに歩行器をつけていますが、お盆ストッパーを使って歩行器が動いてしまわないように工夫したそうです、ご飯をこぼしてもお盆の上なのでOKですね。

マミイちゃんの動画→の文字をクリックすると見られます 元気に歩いてるところ   前足の様子