自作PCにTurbolinux7をインストールしてみました
1.Linux導入の動機
11月中旬のWindowsXP発売が話題となっていますが、私も、Windows3.1にはじまり、Win95・Win.98・Win98MEとアップグレードしながらWindowsを使用してきました。
一時期は、MacOS8もWindowsと並行して使用していましたが、今は殆どMacは使用していません。この様な状況の中で、2001.12.8に以前から興味のあった「PC
UNIX系」のOSである「TrboLinux」を自作PCにインストールしてみました。
Linux系のOSにはいくつかの種類があり、私が知っているだけでも、Turbolinuxの他にRedHatLinuxやBSDなどがあります。これらLinuxの特徴として、32BitのOSで、サーバーに使用されるUnix同様の安定動作や、CPU・メモリ・ディスクなど非力な古いPCでも充分動作可能であることがあげられますが、特に自作PCが増えて余り使用しない古いマシンを持っている私にピッタリのOSであると言えます。
TrboLinuxは、パッケージ版がPCショップで販売されていますが、もともとLinux自体がフリーソフトであることから、パッケージ版の一部機能を省略したものを、雑誌等の付録やインターネットから入手し、インストールして使用することが出来ます。私も(株)インプレスから発売されているCD-ROM付きの解説書「こんなにかんたん! Turbolinux7(下表を参照して下さい)」を購入し、付録CD-ROMでインストールしました。
2.Turbolinux7のインストールとトラブル
Turbolinuxをインストールした自作PCの主なスペック
C P U
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マザーボード
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メモリ
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ハードディスク
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ディスブレイカード
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サウンドカード
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ディスプレイ
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AMD K6−2 300MHz
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Iwill XA100 ソケット7
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PC100CL2 SDRAM 128MB
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Seagate 2GB
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Boodoo Banshee 16MB
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Soundbraster ISAバス
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Mag DX17T 17インチCRT
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・上記の他CD-ROM・FDDドライブ・10/100LANボード付属
(1)インストール手順
・ 解説書を見ながら手順どおり行いましたが、ブート用FDは作らず、マザーボードのBIOS設定を変更し、CD-ROMからの起動に変更し、直接インストールを行いました。ハードディスクは以前にWindowsで使用していた物なので、事前にFDISを使用しMS-DOS領域を削除しました。 インストール作業は、解説書をちゃんと読めばそう難しくはありませんが、使用しているハードに起因するトラブルの対応と解決にはそれなりの経験とスキルが必要かも知れません。(初心者にはややハードルが高いかも)
(2)インストール時のトラブル
・ 最初はEnsonicのサウンドカードを付けてインストールを行いましたが、対応するドライバーが無く、サウンドを使用しない設定でインストールを続行したところ、途中でリセットがかかり、最初にループするというトラブルが発生しました。仕方なく、以前使用していたISAバス用Soundbrasterに変更したところ、ドライバーが対応しており、問題は解決しました。
・ 初めは液晶ディスブレイを使用するつもりでしたが、やはり対応するドライバーがなく、途中のテストで正常動作しないことが分かったため、MAGビューの17インチCRTに変更しましたが、対応したドライバーを使用したにもかかわらず、解像度の設定によっては、まともに表示できない場合があります。
・ 一度、Seagateの3GBハードディスクを使用してインストールを完了しましたが、リブートしたところ、起動のためにハードディスクにアクセスしたところで、画面に「01010101」という表示が延々と出るエラーを出し正常起動しませんでした。インターネットで原因を調べたところ、「ハードディスクの機種により発生するトラブルで、BIOSの設定を変えれば正常に起動する場合もある」と書かれていたので試して見ましたが、トラブルが解決せず、仕方なく別の手持ちのハードディスクへ再インストールするはめになりました。
2.Turbolinux7を使用しての感想
Linuxと言えば、コマンドラインに直接入力して使用もできるのですが、私はまだ勉強不足でよく分からないので、今のところWindowsと似たGUIで使用しています。(下の画像Turbolinux7のデスクトップのキャプチャーです)今日一日しか使用していませんが、感想としては、独特の操作もあるようですが、WindowsとMacの両方に似ている気がします。
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