海(カイ)ちゃんの車椅子(犬の車椅子)

2004年12月、ヘルニアの手術で歩けなくなってしまったMダックス海ちゃんの車椅子を製作しました。

この車椅子は、リハビリとしても使用するため、後ろ足を地面につけて刺激を与えたり舗装路では後ろ足を吊って散歩することができるような構造にしました。

製作にあたっては、プラスチック素材を使用して軽量化すると同時に、ブラックタンカラーの海ちゃんに似合うよう黄色のフレームにしました。

フレームを製作して仮組みしたところです。フレームの黒い部分は発泡スポンジゴムを取り付けて、体に優しい作りにしてあります。

タイヤは安定を良くするためにハの字に開いています

レッグサポートと胸ベルトを取り付けたところで、アドに試乗してもらいました(アドにはちょっと小さいようです)

フレームの黄色い部分は、カッティングシートを貼っています。この後で、首輪とフレームをつなぐハーネスを作成して完成です

首輪型ハーネスを取り付けて、再びアドの試乗です

肩当ては開閉式、ベルト類は長さ調整が可能です。

ベルト類はマジックファスナーまたはワンタッチバックルで開閉します

後ろ足を支えるレッグサポートは直径20mmの柔らかい発泡ゴムで、ウエットスーツ生地の芯と同じ素材です。

後ろ足を吊り下げるベルトは、アルミカラビナで取り付けてあり、取り外しもできます

肩当の開閉は、赤いひもがついたアルミのピンを抜き差しすることで行います。

完成後の車椅子です。首輪ハーネスは元気なワンちゃんが、車椅子から体が抜けるのを防止するためのもので、使わない場合は取り外し可能です。

車輪の中には、左右で合計4個のミニチュアベアリングを組み込んでいるので、タイヤはとてもスムーズに回転します

初めて車椅子を着けた海ちゃんの写真です。サイズはほぼ合っていますが、慣れないので固まってしまったそうです。

後ろ足を吊り下げた状態です

上から見るとこんな感じです

後ろ足が地面に付くようにしたところです。

・上の写真で固まっていた海ちゃんも、数日の訓練で徐々に歩けるようになりました。

・海のパパさんの話では、今では歩くのも早くなり、パパさんを追い越すこともあるそうです。

・歩き始めた頃の海ちゃんの動画は→右のアイコンをクリックしてください 

・動画を見ると、肩当のフレームが少し幅が広い感じですが、洋服を着させたりするので、もう少し様子を見てからフレームを修正するかどうか決めることになりました。

・海ちゃんは、48日ぶりに車椅子を使って散歩を楽しんだそうです。海のパパさんもすごく喜んでくれました。

・この車椅子での運動は、リハビリ効果があると信じています。頑張ってくださいネ!!

海ちゃんのヘルニア奮闘記(掲示板)は→こちらをごらんください。

2004.12.25 海のパパさんから、車椅子にすっかり慣れた海ちゃんの爆走動画をいただきましたのUPします。→のアイコンをクリックしてください

2005.1.3 海のパパさんから、動画をいただきました。ヘルニアで動けないパパの代わりに、友人が散歩してくれたそうです。すっかり車椅子に慣れた海ちゃんの動画は → アイコンをクリックしてください