2005.6.30 さくらちゃんの飼い主さんから車椅子製作依頼のメールをいただきました。
2年程前、我が家の愛犬（さくらと言います）が交通事故で下半身付随になりました。傷が癒え、前足のみで這って歩けるまでに回復し、獣医さんに車椅子の購入を勧められましたので、作製して下さる方を探していたところ、HiroさんのHPを見つけました。 さくらと同じ様に、歩けなかった子がHiroさんの車椅子を使って走っている様子を見させて頂き、ぜひさくらの車椅子を作製して頂きたいと思いました。・症状：背骨を骨折したため、腰から下の感覚が全くありませんが、前足で後ろ足を引きずって動くことは出来ます。 排泄は自力でする事が出来ません。
さくらちゃんは、繋がれたまま車に轢かれて引きずられてしまい、大怪我をしたそうです。
さくらちゃんはダックスとハスキーのMIXだそうで、コーギーに近いサイズです。
車椅子も背が低くて幅が広く、いかにも安定がよさそうです。実はこの車椅子を作っている時に、本当にこのサイズでいいのか疑心暗鬼でした。
ちょうど夏休みだったので、日帰りで山梨まで、さくらちゃんに会いに行ってきました。
・さくらちゃんはちょっと太りすぎで、前足の筋力が少し弱いので、あまり長距離は歩けませんでしたが、車椅子の乗車くんれんすれば、元気に歩けるようになると思います。
・車に轢かれた時は大怪我だったそうですが、立ち直ってくれて良かったですね。
2005.7.9飼い主さんから次のメールをいただきました。
今は歩くことができず座ることもしんどそうにしています。 犬の車椅子があることを知って是非とも作って頂きたくて連絡しました。
どうかよろしくお願い致します。
後ろ足が伸びきったまま曲がらないそうです。チョロちゃんは目が可愛いですね
チョロちゃんの車椅子試乗の時の写真です。肩の位置が後ろ過ぎるし、後ろ足が伸びたまま曲がらないので、後ろ足をレッグリングに入れるのが大変だとのことでした。
車椅子のフレームの前後長が全く足りないですね。
上の写真の試乗後も何回かフレームの修正をして完成させました。
後ろ足をスムーズに入れるため、いつものゴムのリングではなく、ナイロンベルトのハーネスで吊る方式にしました。
・数回の修正で、チョロちゃんの体に合った車椅子を作ることができました。
・チョロちゃんも嬉しそうに散歩していくれているそうです。
2005.8.5に頂いたメールは次のようなものでした。
昨年より変形性脊椎症となり、徐々に後ろ足の動きが悪くなりました。現在は、動いてはいるのですが転倒したり、引きずったりという状態です。
散歩は通常、自宅の周囲を時間ごとに移動させ気分転換を図り、私の仕事が休みの時のみ公園まで抱いて散歩へ行くのですが、やはり歩いて散歩をしたいようで、後ろ足を引きずりその結果、足が擦りむけてしまっています。
ぜひ、車椅子の作成をお願い致します。
ふくすけちゃんは、真っ白なワンちゃんです。
仮組みの車椅子に試乗の時の写真です。飼い主さんのコメントは、「やはり、計測が良くなかったようです。
止まっていると、後ろに下がっていってしまいますし、今日は少し歩いていたら、前足からくずれるように転倒してしまいました。
前足に負担がかかっているようで、ぷるぷる震えています。
写真にはきちんと写っていないのですが、後ろ足をリングに入れた状態だと、地面に足がつかない状態です。計測は難しいですね。
写真で見る限りサイズはそれほど違っていませんでしたが、後ろに下がってしまうのは、きっと前足が弱くなっていたんですね。
車椅子のフレームをカットして、腰の位置を3cm下げて完成させました。
本日、車椅子を受け取りました。
仕事からの帰宅後なので外は暗くなっていましたが、早速散歩に行きました。
始めは、自分では動かなくて押していたのですが、公園が見えてくると突然、走り出し追いかけるのが大変でした。
なかなか帰りたがらなくて、少々困りましたが嬉しそうにしているところをみて、胸がいっぱいになりました。
まだ、後ろ足を動かすことはできませんが、楽しみをみつけてもらえそうです。
本当にありがとうございました。
ふくすけちゃんが元気に歩いてくれて良かったです。いつまでも元気に散歩を楽しんでくださいね!!
2005.12.6 ふくすけちゃんの写真が届きましたので追加します
ふくすけちゃんは、車椅子にもすっかり慣れて、元気に散歩してくれているそうです。
車椅子の乗車姿勢も堂々としたものですね～いつまでも元気に頑張ってほしいですね!!
茶色いワンちゃんが彼女だそうです。車椅子に乗って彼女に会いに行くのが楽しみなんでしょうね～彼女のところに行くと、なかなか帰りたがらないそうです。
