2005.4.29 犬用車椅子(ぼけりんちゃんの車椅子)
千葉に住んでいる「ぼけりん」ちゃんの車椅子をご紹介します。ぼけりんちゃんは、「ふんとの車椅子やさん」のご紹介で、私が車椅子を製作することになりました。
まずは、飼い主のSさんからいただいたメールの抜粋で、ぼけりんちゃんの状態をご紹介します。
我が家の愛犬ぼけりん(雑種、オス、20歳)が2週間ほど前にとうとう左の後ろ足がまったく動かなくなり、歩けなくなってしまいました。hiroさん、koboさんのHPを見て、ぼけりんにもこのような車椅子があればいいなーとうらやましく思っています。ぼけりんの現在の様子を少しお知らせ致します。
名前:ぼけりん 年齢:20歳 種類:雑種(柴犬とほぼ同じくらいの体格ですが、年のせいでだいぶやせています。) 状態:年のせいで弱ってはいますが、特に病気はしていません。
左後ろ足がほとんど力がはいりません。右後ろ足は現在のところまだ少し力が残っているようで、左後ろ足に、包帯で添え木をして巻いてやると、なんとか立ち上がって、ひょこひょこあるくことができます。
前足はまだまだしっかりしています。本人(犬)は歩く気まんまんのため、放っておくと、前足だけで畳の上でくるくる回ってしまいます。
以上のような状態ですが、ぼけりん用に車椅子をおつくり頂くことは可能でしょうか?
いつものように、Sさんとメール交換をした後で、ぼけりんちゃんの採寸をしていただき、車椅子を製作しました。
ぼけりんちゃんは、左の後ろ足に添え木をすると少し歩けるそうです |
ぼけりんちゃんの車椅子は、ルークちゃんの車椅子と一緒に製作しました |
タイヤは直径20.5cmを使用しました |
飼い主さんのご希望で、フレームカラーは薄いブルーです |
車椅子のサイズを確認するため、フレームを接着せず、ビスで仮止めして試乗してもらいました。ぼけりんちゃんは、ちょうど満開の桜の下を元気に散歩を楽しんだそうです。 |
試乗の結果、腰の位置が低いため、尻餅をつきそうになることがありました。 |
ベルトも長すぎですね(笑)、腰の位置も少し低いようでした |
この写真では、バランスはあまり悪くないと思いますが・・・ |
ぼけりんちゃんの試乗でサイズが確認できましたので、腰の位置を5cm高くし、肩当の位置も3cm前に出して接着し、車椅子が完成しました |
車軸を支えているフレームを伸ばしたので、車輪の間隔も若干広くなっています |
腰の位置を高くしましたので、バランスが良くなりました |
この日のぼけりんちゃんは、眠かったようで、目をつぶった写真ばかりだったそうです |
ぼけりんちゃんは、近所でも有名犬で、皆さんに可愛がられているそうですよ |
フレームの幅も、体にフィットしていますね |
ぼけりんちゃんは、日によって良く歩く時と、あまり歩かない時があるそうです |
食事の時に車椅子を使うと、倒れずに食べることができたそうです |
車椅子で散歩するようになったぼけりんちゃんは、ご近所でますます有名犬になって、皆さんが声をかけてくれるそうです。
ぼけんちゃんが、元気に歩いてくれたのでほっとしました。車椅子で適度な運動をして、いつまでも元気で頑張ってほしいですね〜
ぼけりんちゃんの動画も送ってくれました。車椅子で歩いているところをご覧ください→
※ 動画を見るにはQuickTimePlayerが必要です