犬の車椅子(アドの車椅子) Part2
2002.4.13 アドの車椅子を改良しましたのでレポートします。
アドは、ミニチュアダックスとしては、大きいのですが、そのサイズは次のとおりです。
A お尻から肩(前足のすぐ後ろ)までの長さ 33センチ
B 肩の上から地面までの長さ(胴体の高さ) 25センチ
C 腿の付け根から計った後ろ足の長さ 24センチ
D 胸の周りの円周(周りの長さ) 48センチ
E 前足の長さ 14センチ
F 肩の幅(身体の幅) 16センチ
G 胴の長さ 45センチ
体重 6.8キロ
次に、アドの車椅子のサイズです。
そして主な改良点は次のとおりです。
それでは、写真にコメントを入れながらご紹介します。
ベアリングを使用する場合、車軸の太さより少し大きい穴を開ける必要がありますが、今回は16mm径の穴を開けられるホールカッター(右下の工具)を使用しました。 簡単に、綺麗な穴が開けられます |
幅40mm厚さ3mmのアルミ板をカットし、フランジ付きベアリングを取り付けたところです。 |
フランジ付きベアリングに、車輪の穴に合わせて12mm径のアルミパイプを車軸に使用しました。 |
裏から見たところですが、アルミ板の穴は車軸より大きく開けてあり、車軸とは接触しないようにします。(ベアリングで保持する) |
他のアルミ板は、以前から使用していたものを、そのまま転用しています。(黒い部分は、ウレタンパイプを使用しています) |
後ろの黄色いベルトは、後ろ脚を吊るためのナイロンベルトです。 |
腿を吊るナイロンベルトの取り付けは、アルミ板にボルト止めです。 |
薄い黄色の二つの輪に、腿を入れて腰を吊るようにしています。(アドは脚が短いので、この二つの輪に腿を入れるのは簡単です。) |
黒い肩当ての中も、アルミの板を曲げたものが入っています。右の黄色いベルトが胸ベルトで、左端のベルトが、腰を押さえるベルトです。全てマジックファスナーで止めています。 |
後ろ脚を吊るベルトは、マジックファスナーを使用して、真ん中に脚を止めるための輪を作りました。 |
完成した車椅子です。 |
夕方でしたが、改良した車椅子を、早速アドに試してもらいました。 |
2本の後ろ脚はナイロンベルトを使用して、真ん中で地面につかないように吊っています。 |
別の角度からも写真を撮りました |
ベアリングの分だけ、若干重くなりましたが、タイヤの回転は非常にスムーズで、軽く静かに回転するようになりました。 |
即、近所を散歩しましたが、仕上がりは最高でした。 |
ベアリングを使用して、車輪の回転が軽くなったので、アドも喜んでいるようです。(もう11歳と高齢なので、「もっと早く改良して、体の負担を少しでも軽くしてあげれば良かった」と少し反省しました。)
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