犬の車椅子(アドの車椅子V号機)2004.10.10

イブちゃんの車椅子を作った時にイレクターを使用しましたが、それがヒントになり、プラスチック素材を使った車椅子を作ってみようと考えました。

そのアイデアを実現するために、アドの車椅子を試作して見ましたのでご紹介します。(散歩には、今までどおり2号機をメインに使用するつもりです)

今回のフレームの材料は今のところ秘密ですが、安価で加工がしやすく強度もかなりあります。また、好きな色に塗装できます。

この素材は、熱を加えることによって曲げることができ、冷えるとそのままの形で固まります。今回はスカイブルーに塗装してみました。

完成したフレームです。肩あての部分はパイプを曲げて、発泡ウレタンチューブを被せてあります。フレームの後部よりも、前を狭くしてあります

フレームの後部も、台形に加工してあります。写真では良くわかりませんが、タイヤを少しハの字にして、障害物をよけるようにしてあります。

レッグサポートのリングは、柔らかい発泡ウレタンの直径20mmの丸ヒモを加工しました。肩あては、脱着しやすいように開閉式にして、閉じた状態の時には、アルミピンを刺して固定します。

家の中で、アドの体に合わせて見たところです。車軸にはミニチュアベアリングを組み込んであり、車輪が滑らかに回転します。

ハーネスなどの微調整が終わって、外で試乗です・・・

フレームの前の部分が狭くなっているのが分かりますか?

フレーム後部の足載せにもウレタンチューブを被せています。

前後のバランスはまあまあだと思います。バランスを取っているので肩当てにはほとんど重量がかかっていません。

フレームを台形にして、後輪がハの字型に開いているのが分かりますか?

アドは新しい車椅子にもすぐ慣れてくれました。この後で公園へ散歩にでかけ、30分以上歩きましたよ。

・近いうちにホームページでモニターを募集して、この新しい材料を使ったフレームの車椅子を2〜3台作ってみようかと考えています。

・犬の症状によってフレームの形を変えて製作しますので、後ろ足を動かすことができるリハビリ用車椅子も製作可能です。

・モニターの応募があるかどうかもわかりませんが、小型犬・中型犬が対象で、価格は送料別で18,000〜20,000円の予定です。

・モニターの条件は検討中ですが、興味のある方はメールでお問い合わせください。

2004.11.3 アドの車椅子V号機のタイヤを直径18cmのものに変更しました。このタイヤのほうがアドの車椅子にフィットしています。

このタイヤは、名古屋でのオフ会の時に、コボ工房の足立さんから譲っていただいたものです。

タイヤを大きくしたことにより、草やジャリ道の歩行が楽になりました。

夏にサマーカットした毛もだいぶ伸びてきました。

アドの車椅子V号機の動画はここをクリックしてください